まえがき
長すぎた2週間がついに終わり、既に凍結したグローバルマップを眺めながらこの記事を書いている。たったこれだけの期間にアジアの勢力図が書き換わる事件が起き、各クランでも様々な苦悩やドラマがあったことだろう。そんな中、どこからも注目されずに戦い抜いた弱小クランの記録を残しておこうと思う
戦車兵招集
前回のCWE、工業の夜明けが終わる前から、次期(今回)のCWEは自クランであるACWP1でやろうと考えていた。そもそも他クラン(STRV)に出向していた理由がP1で集団戦をするためのノウハウを得ることであり、十分に経験を積むことができたと感じたからだ
しかし、報酬車輛を獲得するためには最低限の兵士の質と量が求められる。烏合の衆では勝つことはできないし、人が居なくては戦闘は起こせない。そこで、今期は本格参戦はしないと明言していたSTRVのクランマスター、AN_Pair(ナタさん)に連絡し、CWE参加希望者を募ってもらった。結果、9名(最終的には11名)の兵士を派遣してもらうことになった
また、かねてより親交のあったMASAさんの紹介でMKZからMASAさんを含めて3人が合流、さらに50OFFから3人、MTMから1人が加わり、Neo ACWP1が完成した
その後、進撃戦を重ねていく中で前線を引っ張れる人材の不足を痛感し、CWE開始前日にSTRVから追加でほうれん草氏を緊急招集、参加メンバーが確定した
事前準備
CWEに参加するにあたって、運営体制を整えることは必須である。上層部が揺らぐことが崩壊に直結することを過去のCWで実感しているため、旗振り役の自分が独裁者となることを決めた
運営をsoma、actat、suminoya、GMとスプレッドシート管理をactat、指揮官をsoma、aomomizi、Remilia(donabe)、suminoyaといった布陣で挑んだ
メイン指揮官はsoma、その他得意マップをmomiziさんとdonabeさんに割り振り、suminoyaは自分の担当マップが勝ち上がり等で時間かぶりした際のバックアップとして働いてもらった
また、兵士全員の意識を統一しておくことも重要であった。日程の発表後、参加者を集めてレギュレーションの読み合わせとともにクランとしての目標確認と注意喚起を行った。車輛獲得の最優先としクラン順位は二の次とすること、ただし車輛獲得も約束はできないこと。当初は10~15輌程度を目標としていた。また、Twitterや掲示板での場外乱闘を禁止、突っかかられても相手にせず報告、代わりに自分が代表して殴り返しに行くことを話した
CWE メタルウォーズ 開戦
長く厳しい14日間
ついに始まったCWE。期待と不安が混ざり合った複雑な感情で17:00を迎えた
1日目
初日は基本領地の上陸トーナメントに参加、2部隊運用で戦闘を重ねていった。勝率は悪くなく、全部で5領地獲得、うち2領地が上陸申請券付きであった
自分の指揮で獲得した4領地中3領地が修道院であり、今期も修道院で戦い続けることになることが確定した
2日目以降
2日目からは上級領地での戦闘に絞り、基本では防衛以外の戦闘はほとんど行わなかった。上級での戦闘を起こし続けられたのは、中盤での研究後の再上陸日を含め、最終日まで1つ以上の上級領地を維持し続けられたことにある。メンバーを固めた時の勝率の高さは想定以上だった。もちろん、上級修道院は全て2日間以上保持し、クラン名声ポイントを絞り取った
スプレッドシートでその日の参加人数を確認し、部隊数を基に投げてほしいマップを指定、actatくんにチップ振りを一任するだけの運営としてのお仕事。後はひたすらに指揮を執り続けた
9日目
この日は序盤から勝率が低く、危機感を覚えていた。また、得意マップである修道院でこれまでにSunGuard率いるOPAの部隊に3連敗を喫していた。アンチタクが中々完成できず、直前の戦闘が長引いたこともあり、数分で考えた気が狂ってるともいえるタクをぶつけた。これでダメなら終わり、という気持ちで挑んだが、見事に刺さりついに呪縛から解放された。そのままの勢いで4連勝、最後に領地保有者も倒しパリを手に入れた
10日目
10日目の終わりに、CWEで一番つらい仕事をこなさなければならなかった。足切りの通達である。当初の予想を遥かに上回るボーダーの上昇が原因だが、引き上げを信じて待機してくれていたメンバーに諦めてもらうのは、正直精神的にくるものがあった。suminoyaとactatくんがその仕事を受け持つと言ってくれたが、こればかりは自分で言わなければならなかったし、それが運営としての責任だと思っている
13日目
ついに、後1日を残して車輛獲得組の引き上げが終わった。翌日のことを考えると笑いが止まらなかった。ここまでペナルティを踏むこともなく、クラン順位もボンズ係数4倍は堅かったため、一足先に解放された気分であった
最終日
最終日となる14日目は、3D&2D迷彩獲得希望者に名声ポイントを稼がせる戦闘をした。気負うこともなく、ネタタクなども混ぜながら楽しいCWを過ごすことができた
地獄を超えて得たものは
いよいよお待ちかね、成果報告である。尚、アカウントBAN祭り前の7/13現在の結果であることをご了承願いたい
ACWP1初参戦の成果がこちら
クラン順位:17位
車輛獲得数:26輌
迷彩獲得数:19人
車輛取得率:68.4%(26/38)※5戦以上参加
当初の目標を遥かに上回る結果となった
車輛を取らせてあげられなかったメンバーには申し訳なく思っている。しかし、皆の協力があってこその戦果であり、この喜びを共有してくれると嬉しい
3Dスタイルも希望者に取らせることができた。特に運営・管理部として尽力してくれたactatくんに迷彩を取らせるべく、車輛獲得数が確定していた最終日も一丸となって戦うことができ、非常に楽しかった
AとDの破滅
今期クランウォーズの中盤、ASIAのグローバルマップを揺るがす事件が起きた。覇権を争っていたサーバーを代表する2大クラン、ATLUSとDUCKYの崩壊である
詳しい内容が知りたい方は他の人のブログでも読んでほしい。ここでは端的に説明するに留める
まずATLUS側がDUCKYに対し談合を持ちかける。ASIA一位を諦める代わりに車輛獲得数を伸ばすために協力をしてほしいというものだ。具体的に言うとエリート領地をDUCKYに譲る代わりに上級での戦闘で便宜を図ってほしいということだ
そしてこれをDUCKY側の外交官が了承。GMの覇者はDUCKYとなり、ATLUSはメンバーに車輛獲得を約束できる……はずであった
実はATLUS内部では意志の統一がなされておらず、まだASIA一位を諦めていない勢力が反発、それに呼応して上層部は談合内容の破棄を決断、油断しているDUCKY側に奇襲攻撃をしかけた
当然DUCKY側の外交官は激怒し、死なば諸共、談合を暴露。結果として両クランは名声ポイントを剥奪、GMから削除され、談合主導者は個人名声を剥奪、アカウント停止処分を受けた
結局、DUCKYの残党はOPAに合流、そのままOPAはASIA一位の座を掴んだ。ATLUS残党はB4B0やCROWNに戻ったりその他クランに散り散りになっていったが、そのままCWEを辞めてしまったプレイヤーも多かったように思う。一部の下らない謀略と幼稚なわがままによって振り回された人たちには少しだけ同情する
三三五事件
macuil氏のFV4005は3優等である
自信満々に出したのだから、確実に4000ダメージ以上叩きだしているに違いない
さて、リザルトでダメージをチェックしてみよう…
今回の名言
今期CWEは名言が不作だった。名言と呼べる迷言といえば、MASAさんの
「北って南だよね??」
ぐらいなものである。しかし、今期は自分が特大のフラグを建設した試合があった
その日は序盤から勝率が非常に高く、どの領地も勝ち進み、15分おきに戦闘、1分でピックという状況が連続していた。嬉しい悲鳴ではあるが、余りの忙しさと勝利の高揚でテンションがおかしなことになっていた
マリノフカにて、初動で敵EBRを2枚撃破し、さらに相手の動きも悪く、こちらの勝ちパターンに落とし込めていた。ここで早期決着を確信したsomaは…
「やっとゆっくりピックできるぞ!!!!!」
察しの良い諸兄はもうこの後の展開がお分かりだろう。ガバにガバを重ねて見事に逆転負けをするのである。以降、CWE中はこのネタで弄られ続け、stratや特別戦チャットにリプレイの時間指定付きURLを張られ、散々な扱いを受けたことは言うまでもない
CWE場外波乱劇場
ここからCWE直前~期間中に起こった出来事について記していこうと思う
余りにもこの2週間は濃すぎた
口は禍の門
事の始まりはCWE前のメタルウォーズ・Twitter戦線、とある人物の発言からであった
説明するのも面倒なのでこれを見ていただきたい
— そーま (@SomaShip3) 2020年6月20日
日和って逃げるなら最初から人目の付くところで喧嘩を売るなというお話
彼の所属しているクランに恨みはない、というより寧ろ軍団兵などでお邪魔させて頂いたりして好感を持っていた
時は変わってCWE最終日、17:30開始の上級マリノフカ。18:00に2部隊立つか怪しかったので負ける予定でいた…対戦相手を見るまでは。そう、相手は件の彼が所属するクランだったのだ。彼奴にタダで名声ポイントを恵んでやるつもりはない。最悪1ペナ踏んでも構わないから全力で殴ることを独裁者権限で決定した
しかし、報酬車輛で殴るとまたケチをつけられるかもしれない…そこで
それは嵐のように過ぎ去っていった pic.twitter.com/Ej1HMeVKPG
— masa猫🐈@8/2サンクリ-ウ18a (@masaE50_) 2020年7月12日
aomomizi謹製、戦車を3枚しか使わないタクで粉砕したのであった。18:00もなんとか2部隊たち、結局CWEを通して1度もペナルティを踏まずに乗り切った
場外乱闘は無益、要らぬ軋轢は回避するにこしたことはない
緩衝地帯、ACWP1
い、要らぬ軋轢は回避することにこしたことはない…何がどうしてこうなったのかは最早自分にも分らなかったが、ACWP1のDiscordにて、STRVの皇帝とWAFKSの首領が邂逅する珍事があった
和解 byしでんかいに pic.twitter.com/9xPoNmIAZg
— Obj.あきがに (@Akiganin) 2020年7月6日
どのような会話があったのかは伏せるが、兎にも角にもふざけて変えていた名前が死ぬほど恥ずかしかったとだけ言っておく
クラマス脱退の危機
CWEの中頃、全くクランウォーズと関係のないところで、精神的に大きな負荷のかかった事件が起きていた
事前にクラメンのgigaroさんからそういう話が行くかもしれない、とは聞かされていたものの、ACWP1クランマスターのstyleさんから
「クランを抜けるつもりだから、クランマスターを代わりに引き受けてほしい」
とメッセージを貰ったときは心中穏やかではなかった
クラン活動に関わっていない自分がクラマスである必要を感じないこと、クランへのクレームによって動画視聴者からの応援メッセージが埋もれてしまって悲しいことが理由であった。CWEの戦闘後の深夜に、styleさんらクランの古参組と話し合いをしに行くのは非常に胃が痛かった
クレームの中には「最近集団戦のランキング(進撃のeloレーティング?)に乗ったりして調子に乗ってる」などといった意味不明のものまで含まれていたらしい。クラン活動に関与していないstyleさんには全く無関係な誹謗中傷であり、クラマスを辞めたくなるのも理解できた
結果だけ言うと、styleさんにはクランに残留してもらえることになった。styleさんもクランをどうしても抜けたいわけではなく、ただ現場をわかっている人間がトップにいたほうが良いのではないか、という考えだった。結局、styleさんは副司令に、クランマスターは自分よりも古参であるgigaroさんのほうが適任であると伝え、gigaroさんに押し付ける形となった
この記事を読んでいる方で、もし今後ACWP1へのクレーム等があるとしたら、styleさんやgigaroさんではなく、somaまでメッセージを送っていただきたい
総括
最初から分かっていたことだが、精神的にも肉体的にも疲労がたまる2週間だった。しかし、協力してくれたメンバー達には感謝が尽きない
actatくん
スプレッドシートの作成やGM管理などの仕事を押し付けてしまったが、完璧にこなしてくれた。正にACWP1の叡智といえる。ボーダー予測も的確で、今回のCWEでこれだけの成果が挙げられたのは間違いなく彼のおかげである。迷彩まで取らせてあげることができて本当に良かった
donabeさん
STRVから指揮官、前線指揮官としてきてくれた。実際は2部隊目や負け試合を担当することが多く、指揮勝率の低さを気にしていたが、1部隊目を率いた時はしっかり結果を出し、何より前線指揮官として勝利に貢献してくれた。自走砲に乗せないことに文句を言われたが、終盤はたくさん乗せてあげたから許して欲しい
aomomiziさん
彼もSTRVからの派遣組であり、P1に来てから指揮を始めた。得意マップでは安定した勝率を残し、いくつかの領地も獲得してくれた。STRVに帰った後もきっと指揮官として活躍することだろう。是非頑張ってほしい
suminoya
もっと働け
2時の更新が入ったので改めて勝利宣言を。
— そーま (@SomaShip3) 2020年7月12日
ACWP1は、初のCWE本格参戦で26輌の報酬車輌を獲得しました。
兵士の皆さん、管理のアクタットくん、指揮官のもみじさん、土鍋さん、すみのや。皆俺についてきてくれてありがとう。 pic.twitter.com/x14c2W9Yry
おわりに
夢でもあったACWP1での車輛獲得を成し遂げ、若干燃え尽きた感じも否めない。次期クランウォーズをどうするかは全くの未定である
始めて参加したCWE戦場の虎では苦汁を舐める結果に終わった
続くCWE灼熱の大地ではおんぶにだっこで車輛を取らせてもらった
CWE工業の夜明けでは初めて指揮官として車輛を取らせることができた
そして今回、CWEメタルウォーズにて自らクランを率いて戦い抜いた
半年後、自分は何をしているのだろうか。少なくともしばらくの間はこの余韻に浸っていたい
ここでメタルウォーズの振り返り記事本編は終了。言いたいことはお気持ちブログに書き殴る。見る価値は無いのでお勧めはしない
では、また