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新人指揮官向け集団戦マップ解説#1 ライブオーク編

はじめに

最初に本記事の前提をいくつか書くのでご確認ください

・Tier10集団戦を行う新人指揮官向けのマップ解説が主なテーマです

・基本的には攻防戦ではなく遭遇戦を想定しています

・戦車10枚、15枚を動かすために、マップをマクロな視点でとらえた特徴を解説していきます。より細かいポジションの使い方等は多くの方々がランダム戦解説で行っているので、そちらを参考になさってください

・時折タクティクスに関する話も交えますが、タクに正解はありません。1指揮官の考え方の一つとして捉えてください

以上を踏まえながら、今回は第一回としてライブオークのマップ解説を行っていきます。選定理由は進撃戦、CWの両方でマッププールにあることと、始めたての指揮官にとっては難易度が高めのマップだと考えているからです。最近新人指揮官が指揮を執る複数のクランに軍団兵としてお邪魔させてもらった際に感じた、知っておいた方が良いことをベースに解説していきます

それでは、どうぞ

 

ライブオーク全体像

ライブオークはマップ中央に大きなデッドゾーンがあり、戦車の動線はマップの外周を1周するドーナツ状の構造になっています。主な戦場は南東の橋付近と北西の街で、ランダム戦と同様です

また、ドーナツの内側のラインもよく使用されるエリアとなります。この内側のエリアの取り方がこのマップでは重要になるので、後ほど解説します

 

ライブオーク外周

南東

ライブオーク外周の南側(Kライン、0ライン)の特徴として、自陣から敵陣までの動線が長いこと、地盤が悪いこと、起伏が激しいことが挙げられます。つまり侵攻スピードは北側と比較して遅くなりがちです

これは一見悪いことのように聞こえますが、メリットもあります。先にこのエリアを掌握しておくと、相手が後から取り返しにきた場合、稜線を活かした有利な形で、ゆっくり詰めてくる相手を待ち構えることができます

また、1番陣地スタートの場合、南東部を取り切ってから0ラインを北上する際、西側の射線を切って敵陣近くまで侵攻できます

デメリットはやはり地盤の悪さと取れるエリアの狭さです。特に南西に抜けたい場合は橋(その下の川)を通る必要があり、通行料を取られやすくなります

北西

ライブオーク外周の北側の特徴として、動線が短いこと、平坦な地形をしていること、主戦場が街であることが挙げられます

南東部との比較になりますが、侵攻スピードが速く、取れるエリアも広いです。また、マップ上にオレンジでマークしたポイントを利用しやすいこともメリットです。それらのポジションについては後ほど解説します

デメリットは、南側に比べてリテイクされやすいことが挙げられます。平坦な道は寄りが速く、街の中は区画分けされていて、侵攻側が射線を切りつつエリアを確保していくことが可能です

 

ライブオーク内周

ここからがこのマップ解説の肝になります

こちらと敵の主力が南東もしくは北西でぶつかり、そこでの撃ち合いで決着がつく場合が一番簡単です。しかし、南北ですれ違った場合や相手が引き気味の布陣を敷いた場合、内側のラインの利用が重要になってきます

内周のエリア取り

内側のラインでよく使われるエリアを水色、紫色、黄色で線を引きました。そして、そこに対してアンチとなる射線を通せるエリアを同色でマークしてあります

対応する色付きサークルのエリアを確保してからでないと、内側のラインを使うことはできません。内側のラインに戦力を送り込みたい場合、自軍がこのエリアを取れているからここのラインまで利用可能だ、という意識を持つようにしましょう

内周を利用するメリット

内周を利用する最大のメリットは、マップにオレンジでマークした要所から敵戦力を剥がすことができる点です

オレンジでマークした場所はキャプ防衛や狙撃による支援などができ、とりあえず戦車を置いて得するポジションです。そして敵陣に侵攻する際には先に攻略したいポジションでもあります。外周からの侵攻に対して強く、突破するにはそれなりの被害が出ます

しかし、内側のラインを利用し、マップに記した射線で外周の味方と共に挟み込めば、容易に落とすことができます

自分たちがオレンジのエリアを利用する立場に立ってみると、仮に相手に内側のライン全てを自由に使われてしまうと、要所での生存権を奪われてしまい、そこから撤退せざるを得ません

つまり、自分たちが内側のラインを利用するときは当然ですが、受けに回る時でも外周エリアをどこかはしっかり取り切り、敵が使える内側のエリアを制限する必要があります

 

ライブオークまとめ

結論:最初は南か北か、どちらかを全力で取り切りましょう

新人指揮官でありがちなのは、どちらにも戦力を割き、南は川を超えず自陣側の稜線まで、北は街の入り口まで戦力を送り、どちらも取れたと満足することです。それ、どちらも取れていません

気が付くと敵に街も川も取られ、内側のラインを掌握され、自陣付近に囲みこまれてしまうという経験をした人も多いはずです。一旦はどちらかに戦力を掛けてエリアを取り切り、内側ラインへの射線を確保し、要所の生存権を守りましょう。そこから先は指揮官の腕の見せ所となりますが、あっという間にじり貧になり、手も足も出ずに負けることは無いはずです

 

勿論、南北両取りのタクティクスも存在しますし、出来ないわけではありません。しかし、全体的に動線が長く、振り直しにも時間がかかるライブオークでそれをするには指揮官としての経験値が高くないと厳しいです。EBRの偵察や詰める際のルート取りなど、兵士側の練度も求められます。また、初動からの内側全力ラッシュなど、様々な奇策が見られるのもこのマップの特徴でもあります。ですが、まずは基本に忠実に、丁寧なエリアの切り取りを意識してみてください

 

おわりに

以上が新人指揮官向け集団戦ライブオーク解説となります。少しでも参考になれば幸いです
このタイミングでこの記事を作ろうと思ったのは、ちょうどCWEの無い谷間の時期で、新しく指揮を始める人が多いように感じたからです。シーズンCWももうすぐ始まることですし、是非練習してCWEまでにムキムキ指揮官を目指してください

最後はマップ解説というよりタクティクス寄りの話になってしまいました。需要があれば、新人指揮官向けに僕なりのタクの組み方を記事にしても面白いかもしれません

本記事を読んで何か疑問がありましたら、いつでもDiscordやTwitterで質問お待ちしています。集団戦に関することなら直接関係ないことでも構いません。また、集団戦玄人の方々も、「ここは違うんじゃないか」「これも書いておいた方が良い」などありましたら、是非ご連絡ください。加筆・修正させていただきます

ここまでお読みいただき有難うございました

 

では、また