gbgb blog for tankers

wot関連やそれ以外を不定期に投下しようと思います

CWE工業の夜明け

まえがき

余りにも長すぎたCWEもようやく終わり、興奮も冷め、落ち着いてきたところである。それでは、今冬のCWE、工業の夜明けについて、個人の視点から語っていこうと思う

 

 

再びSTRV

時は遡って2019年冬、確か11月初頭であったと記憶している。そろそろCWEに向けてクラン移籍をしなければならないと考えていた折、ACWP1オフ会(という名のしょっちゅうやっている飲み会)で、他のメンバーも付いていきたいという。そこで、善は急げとその場(居酒屋)でSTRV副指令の匿名非常食用鳥に連絡を入れ、再びまとめて受け入れてもらえることになった

 

CWE延期

CWE参加クランに所属されている戦車兵の諸兄は当然ご存知だろうが、今回のCWEは開幕前からトラブルに見舞われた。そう、RUサーバーへのDDoS攻撃である。簡単に言ってしまえば、大量のアクセスをかけてサーバーに負荷をかけるサイバー攻撃の一種だ。それにより、WGはCWEの延期を決意。賢明な判断だとは思うが、それにより参加が難しくなったプレイヤーも多数いる、不幸な事件であった

 

 

工業の波に乗り遅れるな!

今回のCWEにて、STRVはメイン指揮官2名、サブ指揮官2名、ピンチヒッターとしてクラマスのナタさん(AN_Pair)を後ろに控えさせて挑んだ。自分はサブ指揮官として任命され、車輛を取らせてもらう立場から取らせなければならない立場になり、身の引き締まる思いであった

直前の進撃戦(と言っても延期があり2か月ほどに及んだわけだが)でも、全員の練度を上げる、という目標と同時に、自分の指揮練習やタク研究に付き合ってもらうという意味合いも強かった

最大の敵はMHWI

延期に伴って糸が切れた戦車兵たちがWoTから逃亡、文明から離れ極寒の地に旅立ってしまい、2部隊立っていた進撃戦が立たなくなる事態になっていた。他にも、精神的な要因や中華クランの不正mod疑惑などもあり、自分も、他の指揮官も、始まる前から苦しい思いをすることが多かった。休息を挟みながらなんとか耐えきり、本番を迎えることとなった

 

CWE工業の夜明け、開幕

 初日は非常に順調に戦闘をこなしていった。各指揮官の勝率も良く、自分も運よく格上クラン相手に勝利を重ねることができていた

厳しい戦いを強いられる上級領地

2日目に入り、上級領地での戦闘が主になると状況は一変、全体的に勝率が落ち込み、苦しい戦いを強いられることになった。初戦でトップクランと当たることも多く、見たこともない中華クランの謎の強さに押されることもあり、徐々にメイン指揮官たちは疲弊していった。サブ指揮官である自分はまだ出番は少なく、余裕はあったが、今後の引き上げに影響してくることは予想できた

まだCWEも半ばだというのにもかかわらず、今度は上級領地のオークション高騰が始まった。車輛か、クラン順位かの選択を迫られたクランも少なくはないだろう。このトレンドは次期CWEでさらに熾烈になることが予期されており、管理部はますます頭を悩ませることになるに違いない

秘密兵器投入

オークションが高騰するのであれば、とにかく勝ち、領地を獲得し、使ったクラン名声を取り戻さねばならない。そこで、ピンチヒッターとして控えていたナタリアを投入、巻き返しを図った。得意の砂の川で勝利を重ね、領地を獲得、同時に引き上げも行うなど、正に獅子奮迅の活躍を見せ、窮地を救ってくれた

また、獲得した砂の川に隣接する修道院が自分の得意マップであったことも幸いし、自分の指揮でも引き上げができた

 

しかし、依然として厳しい状況にあることは変わらず、最終日を前にボーダー付近に多数のクラメンを抱え、獲得圏から漏れているメンバーも居り、加えて予想ボーダーの急激な上昇、祈るような気持ちで11日目を迎えることになった。

 

最終日 Side:A 決戦の前に

2月23日の朝、起きてからDiscordでその日の戦闘予定連絡を見る。するとそこには、最後の引き上げ指揮官として、ナタさんと自分の名前が。眩暈と吐き気が襲ってきた。胃が痛くなり、逃げ出したい気分になった。予想ボーダーまで8000ポイントも足りないメンバーもいて、一度の敗北が引き上げ失敗に直結する状況。荷が重い、というのが率直な感想だった

しかし、指名されたのならばやるしかない。そこでsomaは―――

 

厄除大師に行った

 

都内某所の厄除大師にて厄を落とし、美味しい蕎麦を食べ、岩盤浴に入り、漫画を読み漁り、温泉につかり、帰宅したのは16:30、戦闘が始まる直前であった

というのも、前々日あたりから、自分の担当領地にて、初戦で同格クランを下した後、二戦目でトップクランと当たるという引き弱を何度も披露してしまっていたのだ。この流れは非常に不味いと感じ、リフレッシュもかねて昼間はWoTのことなど忘れて楽しむことにしたのだ

 

最終日 Side:B アドレナリンラッシュ発動

そして迎えた最後の戦い。17:00台は基本領地の侵攻と防衛があり、出番はなし。18:00から上級領地での戦闘が始まるわけだが…

「戦闘数少なくないか?」

19:00台は戦闘がなく、残りの時間帯も各1領地ずつのみ。確かにオークションは高騰してはいるが、流石に各時間2領地ずつ投げたとしてもクラン係数4倍から転落することはない。そもそも、引き上げ組の人数を考えると、この少ない戦闘で引き上げをすることは困難に思えた

戦闘を増やすよう進言し、ナタさんの口添えもあり、1領地だけ増やしてもらえたが、それでも十分だとは思えなかった。しかし、運営には自分と違った考えがあるようで、自分は一指揮官として配られたカードで勝負するしかない。情緒不安定になっていた自分は朝とは一変、非常に強気になっていた

f:id:FF_SOMA:20200227033212j:plain

負けられない戦いが始まる。そして―――

 

俺は成し遂げた

 

領地を1つ増やしてもらえていなかったら、自分かナタさんのどちらか一方が後1戦でも落としていたら、STRVが誇る自走乗りであるamatoさんが自走砲タイマン勝負を制していなかったら、各兵士が個人技量でサポートをしてくれなかったら……引き上げは失敗に終わっていただろう。そのくらい、ボーダーすれすれで救い上げる苦しい戦いだったのだ

未熟な指揮官を勝利に導いてくれた兵士の皆さんにはいくら感謝してもしきれるものではない

 

最終日 Side:C パンツライン防衛線

誰が言い出したか、ナタさんが全裸でボーダーが走ってくるという夢をみたなどと言ったからであったか、"1500位以内はパンツが履ける、1501位以下はパンツを脱がしに来る"という話で待機所が盛り上がっていた。工業の夜明けはまだ始まったばかり、パンツの生産は追いついていないらしい

「ちゃんとパンツを両手で抑えとくんやで!」

ボーダーラインぎりぎりの厳しい戦いではあったが、待機所には笑いが絶えず、とてもいい雰囲気でいられたのも、ムードメイカーになってくれていたクラメンたちのおかげだ

 

 

うまれた数々の名言たち

クランウォーズ、それは英雄たちが名言を残すための戦場

今回も数々の名言が生まれたが、その中でも至極の名作を一つ、ご紹介しようと思う

 

とある試合、残敵車輛1。勝ちが確定した場面での一幕

ほうれん草氏「ソイツどっち見てる!?」

「北!」

ほうれん草氏「北ってどっちだ?……こっちか!!」

それが彼の最期の言葉であった

 

 

おわりに

今回は過去3回経験したCWEの中で、一番苦しいものではあったが、貴重な経験をさせてもらえたCWEでもあった。今夏のCWEは古巣であるACWP1でやろうと計画しているので、是非この経験を活かしたい

また、同じくACWP1から他のクランへ旅立っていったメンバーも全員車輛を獲得することができた。自分がお礼を言うのはお門違いなのは重々承知だが、ICPD、WAFKSの運営陣、指揮官の皆さん、本当にお疲れさまでした

 

最後になりましたが、今回もお世話になったSTRVの皆さん、運営のガルさんに指揮官のヒトピさん、土鍋さん、ナタさん、今回も暖かく受け入れてくださり有難うございました

 

CWEお疲れ様オフ会がしたいですね

 

では、また